2003
蘭越I邸
木造2階建て 126.07u
道路から40m離れた建物の建つ場所は、土地の起伏や樹木の位置と、小川との将来の関係から選ばれました。40mの「雁木通路」は、冬の風雪や除雪の労から守るために設けられましたが、羊蹄山を楽しむカフェテラス、時の移ろいを楽しむ万華鏡ともなりました。
外観は、シンプルな《家型》にしようと、暗黙の了解で決まりました。
内部は、羊蹄山を望むために決まった「雁木通路」の微妙な角度をきっかけに、9つのレベルの床と、「天の間」から木漏れ日のように降りそそぐ光の組み合わせにより、「ニシン番屋」のダイナミックな空間を意識し、自然と対峙するためのエネルギーを「すまい」に吹き込むことを試みました。
掲載誌:「北の住まいを建築家とつくろう」Vol.2、「北のくらしデザインします」PART7、「リプラン」2005VOL.67リプランHP内HP:con-ton house
back
alkumu HP top