今までのハイライト 2003 11月
03.11.06
      
      蘭越の I さんの家がいよいよ完成しました。
      建物の方は、来週改めて報告するつもりですが、
      今回はI さんの家具のことをお知らせしたいと思います。
      
       I さんが4月から仮住まいをしている旧湯の里小学校の教員住宅に
      昨年から廃校を利用して家具づくりをしているお二人がいて、
      以前から「家具を作ってもらえたら」「つくってみたいですネ。」
      と話していたのが、いよいよ実現しそうなのです。
      
      最初は模型を見ながら、だんだんと現場を見ながらの打合せと、
      イメージとしてのリアリティーはどんどんアップしていったのですが、
      とうとう1/10の模型まで出来てきたのです。
      「あるときは食卓に、又、あるときは座卓に。
      できれば、ベンチみたいに、、、。」
      などと勝手なことを言っていたのが、
      どうです、見てくださいーーーー!!
      
       
 
      食卓テーブルの時           ベンチと座卓の時
      
      スゴイでしょ。と私が威張ってもしょうがないのですが、
      そう言いたくなるほど、素敵な家具になりそうです。
      
      今週は材料の買付けにも行くそうです。
      こんなめぐり会いでできる家具なんて、そうはありません。
      いつできるのかな?
      クリスマスには間に合うのかな?
      今から楽しみでしょうがありません。
      
      まずは皆さんも、模型を見て、楽しみにしてください。
      あっ、そう、家具屋さんの名前は
      「湯の里デスク」です。
      よろしく!!
      
      
アサの間から茶の間を見た写真
03.11.14.
      
      先週の続きになりますが、
      蘭越の I さんの家が完成し、雪の降る前に無事引越しました。
      
      着工時には、木々の緑でほとんど見えなかった建物が、
      短い紅葉が終わり、一気に落葉したとたん、
      なんともおだやかな表情で全容を表しました。
      意外と後ろの煙突と小屋根もかっこいいねというのも話題になりました。
      
      なんといっても、ガンギ通路40Mという長さが、I さんの家らしさです。
      森で暮らす大事な架け橋です。
      
      大工さんには手数をかけてしまいましたが、少しずつ角度を変えるアプローチは、
      40Mの長さに変化を与えるばかりではなく、
      家の表情を少しずつ変えながら近づく期待を増幅しているようです。
      
       
 
      ガンギ通路と家           煙突と屋根
      
      玄関の前の木の幹越しに羊蹄山を見通す格子窓のあるスペースは、
      ちょっとしたティーサロンに使えそうです。
      学校帰りの子供達は、一刻も早くお母さんの顔を見たくて、
      駆け込んでくることでしょう。
      そして、時々は友達と一緒に通路から虫を見つけ、寄り道してしまうかも知れません。
      仕事帰りの I さんは、職場の出来事を頭で反芻し、ゆっくりとした足取りで歩きながら、
      我が家の灯りを見て、「ホッ」とため息をついてから、
      玄関の戸を開けることもあるでしょう。
      
       
  
 
      居間からひろしきアサの間  中の間            居間から天の間への階段見上
      
      そんな家族を暖かく包み込んで、I さんの家は新しい生活が始まりました。
      ちょうど一年前、初めてこの地に立ったときには想像もできなかった情景が、
      出来上がってみると、「ナーンだ」「そうだよネ」というあたり前のように目の前にあるのは、
      とても嬉しいことです。
      きっと一年後には、「森に住む」というちょっと気張った目標も感じさせない程、
      普通の生活になっているでしょう。
      そうなるように、これからの一年間のお付き合い改めてよろしく、
そして、新しい旅立ちにとりあえず、乾杯!!
03.11.28
      
      
      週末に弟子屈のMさんの家の
      床工事の監理に行ってきました。
      
      またしても、
      夜行+一泊、自家温泉食事付のぜいたく出張です。
      今回は、旭川の若いNさん夫妻も同行しました。
      Mさん達の家づくり(ライフスタイル)をもっと知りたいということで、
      無理を言って一緒にお世話になったのです。
      Mさん達も、自分達の家づくりの過程をなつかしみながら、
      なごやかな夜を過ごせました。
      
      
      工事のほうは、
      途中までしか見られませんでしたが、
      コンクリートの床が、厚い(3cm)パインの床になっただけで、
      室の空気がやわらかくなったようで、
      みんな、大感激でした。
      
      キッチンとの仕切りの棚もついて
      (本当は、この棚をつくりたいという話から始まったのですが、、、)
      プライベートとの関係がずいぶんやわらかくなりました。
      ※過去のハイライト03.10.20参照
      
      夏見建設のSさんの見つけてくれた耐火レンガも、
      すでに雰囲気をもっていて、仕上りが楽しみです。
      これでやっと、
      自慢のマキストーブの居場所も落ち着くことになるでしょう。
      
       
  
 
      パイン材の床            キッチンとの仕切棚         耐火レンガ